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【2024.10.25 GIR公開セミナー報告】Dr. Mohammad Monirul Islam & Dr. Yves L. Janin

イベント報告
2024.11.19

◆講演者/講演タイトル
Dr. Mohammad Monirul Islam(バングラデシュ、チッタゴン大学、教授)
“Anti-SARS-CoV-2 IgG antibodies in COVID-19 vaccinated populations in Bangladesh: A Case Study”
Dr. Yves L. Janin(フランス、国立自然史博物館、主任研究員)
“Improving marine bioluminescence-based reporting systems”
◆日時:2024年10月25日(金)(14:30~16:30)
◆会場:東京農工大学 小金井キャンパス 11号館 1階 講義室 L1112
◆言語:英語
◆開催担当者:グローバルイノベーション研究院・工学研究院 黒田 裕(グローバルイノベーション研究院 ライフサイエンス分野 黒田 裕 チーム
開催案内
◆参加人数:30人

講演概要

今回は、バングラデシュ・チッタタゴン大学のMohammad Islam教授と、フランス国立自然史博物館・フランス国立科学研究センターの主任研究員Yves Janin博士を招いて、以下のセミナーを開催した。

まず、Islam教授は、近年世界が経験し、深刻な公衆衛生上の課題となった重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)についての研究を紹介した。現在も予防接種が行われているが、COVID-19ワクチンによる免疫応答の強度や質はまだ十分とは言えない。セミナーでは、異なる種類のワクチンを異なる用量で接種する「混合ワクチン」による免疫増強についての調査研究が紹介された。また、Islam教授の研究チームが行った、バングラデシュにおけるSARS-CoV-2自然感染者(ワクチン未接種)および非感染者(ワクチン未接種)の血清中の抗SARS-CoV-2 IgG抗体に関する臨床調査についても取り上げ、患者の年齢や性別による抗体の持続性について説明があった。

次に、フランス国立科学研究センター(CNRS)のYves Janin博士は、医薬品化学(Medicinal Chemistry)の専門家として、ウイルス薬の開発に関する研究について講演した。Janin博士は、COVID-19ウイルスの検出のための分子設計アプローチについて詳しく解説し、特にルシフェリン化合物の合成を用いた検出法の開発への取り組みを紹介し、参加者にとって興味深い内容となった。また、Janin教授はフランスおよびヨーロッパにおける最新の研究動向や課題についても触れ、国際的な共同研究の重要性を強調した

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