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◆講演者: Dr. Hui-Hsin Hsiao (台湾、国立台湾大学、准教授)
◆講演タイトル:”Selective multi-wavelength and narrowband infrared thermal emitters”
◆日時:2024年7月11日(木) 11:00~12:00
◆会場:東京農工大学 ⼩⾦井キャンパス 13号館 4階 L1342講義室
◆言語:英語
◆開催担当者:農学研究院 福原 敏行 教授(グローバルイノベーション研究院 エネルギー分野 久保チーム)
◆開催案内
◆参加人数:30 名
講演概要
台湾国立大学のHui-Hsin Hsiao先生をお迎えしてセミナーを開催した。Hui-Hsin Hsiao先生はメタマテリアル領域において世界の著名な研究者の一人である台湾Din Ping Tsai先生のもとで学位を取得され、ドイツや台湾における研究経歴を有する。現在も金属・誘電体メタマテリアルの研究を精力的に実施されており、多数の原著論文を出版している若手の先駆的研究者である.今回の講演会発表テーマは久保研のみならず機械科の岩見研究室にも深く関わる研究テーマであることから、両研究室の学生が多数参加する講演会となった。
講演では、久保研が開発を目指す広帯域熱輻射メタサーフィスに関連するテーマが紹介された。赤外域に複数の輻射波長を有するメタサーフィスの設計、作製および光学特性評価は、今後のHsiao先生とのあらたな共同研究テーマの設定に大いに役立つ内容であった。そのため、セミナー後に久保研学生を含め、Hsiao先生研究テーマの発展性および共同研究テーマへの展開について議論を実施した。
Hsiao先生の講演3つめのテーマは誘電体メタサーフィスによるセンシングであった。誘電体メタサーフィスは岩見研究室の主要研究テーマである誘電体メタレンズの研究テーマと強い関連がある。こちらも前述のテーマと同様にメタサーフィスの設計、作製の点において岩見研究室の研究テーマとの相関性がみられる内容であった。そのため、セミナー修了後には岩見研の学生数名がHsiao先生に個別に質問する様子も確認された。講演会後は学生とHsiao先生と食堂で昼食をともにし、主に学生らとHsiao先生との交流を深めた。学生にとって海外共同研究者と交流を深める意義深い講演会であった。
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