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◆講演者:Dr. Niwako Ogata (米国、パデュー大学、准教授)
◆講演タイトル:”Research Update in Human-Animal Interaction”
◆日時:2024年4月23日(火)(16:00~17:30)
◆会場:東京農工大学 小金井キャンパス 3号館 2階 204室
◆言語:英語
◆開催担当者:ディープテック産業開発機構 入交 眞巳 特任助教(グローバルイノベーション研究院 GRH「動物共生情報学」拠点)
◆開催案内
◆参加人数:26人(会場19人 Zoom17人)
講演概要
人と動物の関係に関する研究についてお話をいただきました。犬と暮らしていると心疾患があった人の回復(病院通院期間短縮)が早い、認知症になる可能性が低いなど報告があり、犬との散歩を含めた運動も大切な1面ですが、運動だけではない効果があることが示唆されています。
動物が一緒にいるほうが人の健康増進になる理由としての仮説ですが、Biophiliaという説が一番有望で、われわれ人間も生物なので、動物、植物を含む生物に何らかの反応をするのではないかというものになります。
動物の人への良い効果に関して、猫との生活よりも犬との生活のほうがよりよいであろう結果は出ているのですが、猫に関してもわずかに人への良い影響があるのではないかと考えられて今はまだ研究数が少なくエビデンスが少ないそうです。
この「人と動物関係」の分野は非常に多くの方、社会的にも興味のある分野ですが、研究に関しては難しい部分も多く、今後の発展が期待できる、これからの分野となります。
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今回小金井キャンパスでの開催ということもあり、多くの工学部の学生の皆様にご参加いただけました。たくさんのご質問をいただき、1時間の講演の後30分以上ディスカッションが繰り広げられ、いろいろな分野の方が興味を持てる講義でした。また、小金井3号館204教室はアットホームな雰囲気を作るので講義後も奥の方が残って先生とお話をする時間が持てました。(写真は講演の様子)
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