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◆講演者:Dr. Chris Bowler (フランス、パリ高等師範学校(IBENS)、グループリーダー)
◆講演タイトル: “Diatoms in the Tara Ocean”
◆日時:2024年1月12日(金) 13:30~14:30
◆会場:東京農工大学 小金井キャンパス 140周年記念会館(エリプス) 3階 多目的ホール、Zoom
◆言語:英語
◆開催担当者:新垣 篤史 教授(グローバルイノベーション研究院 エネルギー分野 田中剛チーム)
◆開催案内
◆参加人数: 41 人(+オンライン1名)
講演概要
2024年1月12日にフランス・パリ高等師範学校のChris Bowler先生をお招きし、GIR公開セミナーを開催した。
Bowler先生は、珪藻をはじめとする海洋プランクトンのゲノム解析を専門とされている。また、世界中の海洋環境における生物多様性や気候変動についての解析を行うTara Oceansプロジェクトを牽引する世界的に著名な研究者である。Tara Oceansプロジェクトは、世界各地の海上で、船上において数年間にわたりサンプリング及び解析を行い、主に海洋プランクトンを対象とした海洋生態系の調査を行った大規模プロジェクトである。
講演の中では、Tara Oceansプロジェクトにおいて得られた最新の知見について主にご紹介いただいた。当該プロジェクトにおいてサンプリングされた海洋プランクトンは、大規模なシークエンス解析と高精度なイメージング技術による解析が行われ、大規模かつ高精度な海洋プランクトンビッグデータが獲得された。得られたビッグデータのゲノミクス・トランスクリプトミクスなど包括的な解析から、海洋におけるプランクトン生態系の構築や光合成における珪藻の重要性が明らかとなったこと等、様々な知見が紹介された。
公開セミナーには40名超の参加者が集まり、セミナー後半には学生も含めて活発な質疑応答及び議論がなされた。Bowler先生は全ての質問に丁寧にご回答くださり、非常に有意義なセミナーとなった。
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