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◆講演者:Dr. Ching-Yao Chen (台湾、国立陽明交通大学、教授)
◆講演タイトル: “Characteristics and Applications of Magnetohydrodynamic (MHD) Bubbly Jet”
◆日時:2023年6月21日(水) 15:00~16:00
◆会場:東京農工大学 小金井キャンパス 工学部講義棟 3階 L0032講義室
◆言語:英語
◆開催担当者:長津 雄一郎 教授(グローバルイノベーション研究院 ライフサイエンス分野 田川チーム)
◆開催案内
◆参加人数: 25名
講演概要
Ching-Yao Chen 先生をお迎えして GIR セミナーを開催した。Chen 先生は、数値流体力学を専門とし、国立陽明交通大学で機械工学科のディスティングイッシュト・プロフェッサーや同大システム工学部の学部長を務めるトップリーダーの一人である。今回のセミナーでは海水中のローレンツ力によって誘起される磁気流体力学(MHD)ジェットについて、および、MHD 推進に基づく小規模海洋無人探査機(USV)の最近の開発について紹介いただいた。MHD は、海洋車両の推進力向上や水素回収への応用の可能性を秘めている。セミナーでは、エネルギー効率と推進力をさらに最適化するために、MHD 気泡ジェットのパターンと流れの遷移についてご紹介いただいた。さらに、層流から乱流への流れの遷移を分類するために、ローレンツ力に基づくレイノルズ数 ReLについてのご説明があり、ReLが低いジェットでは、バブリージェットのパターンは連続的な波状の層流として現れ、ReLが臨界値を超えると、乱流の分裂がバブリージェットの下流で発生し始めることなど物理的な現象と新規に提案した ReL との関係についてご説明頂いた。さらに、平均気泡径の電流密度依存性についてもご説明頂いた。
講演終了後には、聴衆からの質問が多数あり、教員だけでなく多くの学生に刺激を与える非常に有意義なセミナーであった。
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