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◆講演者
・Dr. Sonoko D. Bellingrath-Kimura (ドイツ、ライプニッツ農業景観研究センター (ZALF) 、第二領域・土地利用とガバナンス長・教授)
・Dr. Cornelia Weltzien (ドイツ、Leibniz Institute of Agricultural Engineering and Bio-economy e.V. (ATB)、 Engineering for Crop Production、部門長・教授)
◆講演タイトル
“Use of ICT to understand complex environment and promote environmental friendly measures in agriculture”
◆日時:2022年10月25日(火)
◆会場:府中キャンパス 1号館 11教室
Zoom
◆言語:英語
◆開催担当者:大津 直子 教授 (グローバルイノベーション研究院 食料分野 大津ユニット)
◆開催案内
◆参加人数: 25名
講演概要
Bellingrath-Kimura, Sonoko Dorothea先生、Cornelia Weltzien先生をお迎えして、GIR公開セミナーを開催した。前半のレクチャーでは、Bellingrath-Kimura先生より、農業がエコシステムサービスにおいて重要な役割を果たしていること、土壌はエコシステムサービスの場として重要であり、場所や時期によって状態が異なる複雑なものであること、デジタルツールは、この複雑さを理解し、扱って行くことを補助してくれることについてお話があった。 Bellingrath-Kimura, Sonoko Dorothea、Weltzien先生からは、農業においてAIが使われている例として、動物福祉における動物の状態把握、土壌の状態を高精度で測定する様々なセンサーを搭載したトラクターによる土壌マッピング、ドローンにより撮影した画像から生態系の多様性を捕らえる具体的な方法、自動運転トラクター、太陽光発電とのこれら機器の連携などについて説明があった。
後半のグループワークでは、4人ずつのグループに分け、一つのテーマごとにグループメンバーを変えるWorld caféの形態で、以下の課題についてディスカッションが行われた。
・ICT/AIは農業においてどのような目的で役立つか。
・ICT/AIの長所、短所は何か。
・ICT/AI技術を発展させるには何が必要か。
各グループで活発な議論が行われ、最後にその結果を発表し、両先生にコメントを頂いた。その中でWeltzien先生は、AIはいつも正しい分けではないこと、便利ではあり人間の労働力を補ってくれるが、それにより人間がやり方を忘れてしまうことは避けなければならず、AIを使うと共に、人間の側も何を行っているかについて学ぶ必要があるという重要なことを話された。
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