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イベント報告

【2020.2.27 GIR公開セミナー報告】”Novel Algorithms for Tensor-train approximation” “Virtual attractive-repulsive potentials extended to manifolds” “Frequency recognition of short-time SSVEP signal in BCI paradigm using multistage parameter fusion”

2020.3.5

講演者 

Dr. Anh-Huy Phan (Assistant Professor, Center for Computational and Data-Intensive Science and Engineering, Skolkovo Institute of Science and Technology, Russia)

“Novel Algorithms for Tensor-train approximation”

Dr. Simone Fiori (Associate professor, Università Politecnica delle Marche, Italy)

“Virtual attractive-repulsive potentials extended to manifolds”

Dr. Md. Khademul Islam Molla (Professor, Computer Science and Engineering, University of Rajshahi, Bangladesh)

“Frequency recognition of short-time SSVEP signal in BCI paradigm using multistage parameter fusion”

◆日時:2020年2月27日(木)

◆会場:zoomによるオンライン開催

◆言語:英語

◆開催担当者:田中 聡久 教授 (グローバルイノベーション研究院  ライフサイエンス分野 田中チーム)

◆参加人数: 27名

開催案内

講演概要

新型コロナウイルスの影響で,GIRセミナーとしては初の試みでzoomによるオンライン開催となった.急な変更により,参加者が十分集まるかどうか心配であったが,最大で27名の参加者を記録した(途中退席・参加により人数は変動する).

今回のGIR公開セミナーは,GIR特任准教授である,Ahn-Huy Phan先生に加えて,JST CREST事業でちょうど本学を訪問中であった,イタリア・マルケ工科大学(本学協定校)のSimone Fiori先生,バングラデシュ・ラジシャヒ大学(本学協定校)のMd. Khademul Islam Molla先生にもご講演いただいた.

Phan先生の講演は,近年信号処理・機械学習の分野で発展が著しいテンソル処理に関するものであり,特に今回はテンソル・トレインと呼ばれるテンソル分解のネットワーク構造に関するご発表であった.内容はかなり数学的で,限られた時間内に理解するのは困難であったが,近年の研究成果を網羅している貴重な講演であった.

Fiori先生は,リーマン多様体の応用の話であった.ちょうど本学を国際インターンシップで訪問中のマルケ工科大学の学生も講演に参加,ドローン制御のシミュレーションのデモを実施し,非常に興味深い内容であった.

Molla先生は,視覚刺激を用いたブレイン・コンピュータ・インタフェース(ALS)の性能向上の話題であった.この技術は,筋萎縮性側索硬化症(ALS)などに罹患し,コミュニケーションが困難となった患者をアシストすることが可能であり,今後の発展が期待できるご講演であった.

講演者の3先生方とは,セミナーをスムーズに進められるように,事前に接続テストを実施したため,本番では特にもたつくことなくセミナーを進行できた.しかしながら,参加者はオンライン参加の講演会に慣れていないためか,質疑応答が少々不活発だったことが残念である.これからオンラインの学会等が増えていくことが予想されるが,臨場感が無い中で,議論をどのように盛り上げていくかが今後の課題と言えよう.

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