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2020.1.23
講演者
Dr. Frédéric Barlat (浦項工科大学, 韓国) “HAH20 DISTORTIONAL PLASTICITY FRAMEWORK INCLUDING PRESSURE EFFECT”
Dr. Nobuyasu Noma (UNIPRERS R&D CO., LTD.) “PRACTICAL USAGE OF ADVANCED MATERIAL MODELS FOR PRESS FORMING SIMULATION IN AUTOMOTIVE INDUSTRY”
◆日時:2020年1月16日(木)
◆会場:東京農工大学 小金井キャンパス 6号館5階501セミナー室
◆言語:英語
◆開催担当者:桑原 利彦 教授 (グローバルイノベーション研究院 エネルギー分野 小笠原チーム)
◆参加人数: 20名
◆開催案内
講演概要
エネルギー・小笠原チームでは、Frederic Barlat教授(POSTEC)および乃万暢賢博士(㈱ユニプレス)をお迎えして公開セミナーを開催した.高強度鋼板は室温での成形性に劣る.よって高強度鋼板のプレス成形品へのさらなる適応拡大を図るためには,プレス加工技術の高度化のみならず,有限要素解析(FEA:Finite Element Analysis)に代表される数値シミュレーション技術を活用し,破断やしわなどの成形不具合を発生させないための最適な成形条件を迅速に計算・予測する数値計算手法の確立が必要である.現象論に基づく塑性力学解析では,材料の塑性変形特性は材料モデル(降伏関数と硬化則)により記述される.よって,成形不具合の予測精度向上のためには,材料モデルの高精度化が必須である.そこで本セミナーでは,鉄鋼材料の変形特性や材料モデルに関する最新の研究成果を紹介することを目的として企画された.高次異方性降伏関数で世界的に有名なPOSTECのBarlat教授からは,2011年に発表されたHAHモデルの最新改良版モデル(HAH20)とそのFEAへの適用事例に関してご発表頂いた.本モデルはひずみ経路の変化に伴うバウシンガ効果や公差効果が再現可能である.ユニプレスの乃万博士からは,高張力鋼板の引張圧縮非対称性(SD効果)を再現する材料モデルとそのスプリングバック解析への適用事例について講演頂いた.セミナー終了後には,講師の先生方との交流・議論の場を設け,活発な質疑応答が行われた
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