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2019.9.16
講演者 Dr.Sam Coppieters (KU Leuven, Belgium)
◆日時:2019年9月9日(月)
◆会場:東京農工大学 小金井キャンパス 6号館 501教室
◆言語:英語
◆開催担当者:桑原 利彦 教授 (グローバルイノベーション研究院 エネルギー分野 小笠原チーム)
◆参加人数: 15名
◆開催案内
講演概要
エネルギー・小笠原チームでは、Sam Coppieters先生(KU Leuven,ベルギー)をお迎えして公開セミナーを開催しました.以下の内容の講演が行われ,活発な質疑応答が行われました。
近年,デジタル画像相関法(Digital Image Correlation:DIC)を用いた物体の変形測定技術の発展と普及が目覚ましい.本セミナーでは,金属成形加工中の,もしくは成形加工後の製品使用時における材料の変形挙動に対してDICを適用した事例を紹介する.DICを用いれば,材料表面のひずみ場は簡単に測定できるが,有限要素素法などの数値解析を用いて,その測定精度の妥当性を精密に考察した研究は少ない.その理由は,DICにおけるひずみ解析方法と有限要素解析におけるひずみ計算の手法が同一ではないことによる.そこで本セミナーでは,両者の比較を可能にするための手法について講義する.さらに,DICによるひずみ測定誤差の諸因子(変位場の同定方法,DICと有限要素解析における座標のずれ,レンズの収差,DICにおけるスペックルパターンの印刷精度など)について議論する.最後に,高強度鋼の厚板の曲げ加工に対して,上記の評価手法を適用した事例について解説する.
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