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2019.7.25
講演者
Dr. Koji Sode (Professor, The University of North Carolina at Chapel Hill and North Carolina State University, U.S.A.) – “Science and Engineering of Biomolecules Capable of Direct Electron Transfer-Expectation and Future of DET based Biomedical Engineering-”
Dr. Man Bock Gu (Professor, Korea University, Korea) – “Graphene-oxide Assisted SELEX (GO-SELEX) for Aptamers and Its Biosensing Applications”
◆日時:2019年7月12日(金)
◆会場:東京農工大学 小金井キャンパス グリーンホール
◆言語:英語
◆開催担当者:池袋一典 教授 (グローバルイノベーション研究院 ライフサイエンス分野 池袋チーム)
◆参加人数: 120名
◆開催案内
講演概要
本公開シンポジウムは、血液などの生体試料の中の標的分子を迅速簡単に特異的に検出できるバイオセンサーをテーマとし、これからの時代で要望されるバイオセンサーとはどういう物であり、その様なバイオセンサー開発に必要不可欠な分子認識素子の、最先端の設計・合成法について、GIRのスーパー教授として来日頂いている早出広司教授とMan Bock Gu先生に基調講演をして頂き、この分野で最先端研究を展開している、本学の浅野竜太郎准教授、寺正行准教授、貝塚輝則助教に最新の研究成果を発表して頂いた。
まず、早出教授に、“Science and Engineering of Biomolecules Capable of Direct Electron Transfer-Expectation and Future of DET based Biomedical Engineering-”という演題で、基調講演して頂いた。世界中で汎用されている血糖値センサーについて、そのグルコース認識の際に得られた電子を直接電極に伝えることができる、第三世代型血糖値センサーについて概説して頂き、これを、タンパク質工学等を駆使して設計・合成する研究の最先端とその医療応用について紹介して頂いた。
次に貝塚助教に“Fe thicknesses dependence of ATR response in magnetoplasmonic double dielectric
structures: Angular versus wavelength interrogation”という演題で、非標識で標的分子を検出できる表面プラズモン共鳴測定装置に磁場を印加してより高感度検出を可能にする新技術開発について最先端の成果をご紹介頂いた。
そして、寺准教授に“Development of a fluorogenic G-quadruplex ligand based upon its conformational
switching”という演題でグアニン四重鎖構造を特異的に検出できるリガンド合成について最新の知見をご紹介頂いた。
次にスーパー教授であるMan Bock Gu教授に、”Graphene-oxide Assisted SELEX(GO-SELEX) for Aptamers and Its Biosensing Applications”という演題で、現在バイオセンサーの新規分子認識素子として注目されているアプタマーの新しい探索法とその応用について最先端の例を紹介して頂いた。
”最後に浅野准教授に、“Antibody engineering for cancer immunotherapy and toward biosensing”という演題で、現在最も重要な分子認識素子である抗体のエンジニアリングとその抗体医薬としての応用やバイオセンサーへの応用について、最新の知見を紹介して頂いた。
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