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スマート農業による節水灌漑を通じた流域スケールの生態系サービス評価に関する研究

【食料】 加藤亮チーム

  • 研究概要

    一般にスマート農業と呼ばれる技術は、ICT技術を用いて、水や肥料、エネルギーや労働力といった生産のための資材や資源の投入量を減らして生産効率の向上を目的とする。特に、乾燥地や乾季が卓越する地域の農業では、水資源の利用効率の向上は短期的にも長期的にも主要課題であるが、加えて灌漑による副次的効果として、流域スケールでの水循環の健全化や生態系保全といった、生態系サービスの向上も大きな課題である。本研究では,乾燥地農業がおこなわれているトルコ国イズミールでの綿花栽培におけるCWSIと呼ばれる作物の水ストレス指標を、ドローンを使った温度分布と自動灌漑設備から節水灌漑のスマート化を実現する。また、水資源の効率的利用灌漑技術を開発し、余剰となった水資源を下流域に配分するための農家へのアウトリーチをICTにより実装するための、モデル開発とシナリオ型研究を行う。これにより,スマート農業の実装化を加速できることが期待される。

代表者について

外国人研究者について

その他の研究者

草処 基(農学研究院・准教授)

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