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日時 | 2022.3.2(9:00~15:30) |
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会場 | |
講演タイトル | 【EXORCESS 2022 / TUAT-WISE International Online Workshop in Experimental Geomorphic Processes】 参加希望者は、以下のリンクからご登録ください。 https://tuatexorcess.wixsite.com/event/events/exorcess-2022/form ---------------------------------------------------------------------------------------------------- 【プログラム】 9:00-09:10 ◆Opening <General session> 9:10-09:45 ◆Dr. Roy C. Sidle (キルギス、中央アジア大学、Mountain Societies Research Institute 、教授) ◆講演タイトル:"Hydrogeomorphic processes and scaling issues in the continuum from soil pedons to catchments” 9:45-10:20 ◆Hirotaka Ochiai(日本、一般社団法人日本森林技術協会) ◆講演タイトル:"Landslide Field Experiment on a Natural Slope in Futtsu City, Chiba Prefe" <Hillslope erosion> 10:25-10:45 ◆Rose Tirtalistyani(米国、アイオワ州立大学、Department of Agricultural and Biosystems Engineering) ◆講演タイトル:"Soil losses and runoff variabilities in varieties of surface coverages" 10:45-11:05 ◆Do Thi Kim Thanh(デンマーク、コペンハーゲン大学、Faculty of Science) ◆講演タイトル:"Runoff and Soil Erosion Response to Clear Cutting Period of Acacia Plantation in A Headwater Mountain of Vietnam" <Fluvial and coastal erosions> 11:10-11:30 ◆M. Luisa Martínez(メキシコ、Instituto de Ecología, A. C.) ◆講演タイトル:"Does the Functional Richness of Plants Reduce Wave Erosion on Embryo Coastal Dunes?" 11:30-11:50 ◆Tommy E. Sutarto(インドネシア、サマリンダ州立工科大学、Department of Civil Engineering) ◆講演タイトル:"Stability Analysis of Semicohesive Streambanks with CONCEPTS: Coupling Field and Laboratory Investigations to Quantify the Onset of Fluvial Erosion and Mass Failure" <Mass movement> 13:00-13:20 ◆Kazuya Sano(日本、東京都市大学、建築都市デザイン学部) ◆講演タイトル:"Confirming the seismic behavior of the reinforced dry masonry retaining wall using centrifuge" 13:20-13:40 ◆Rozaqqa Noviandi(日本、東京農工大学、連合農学研究科) ◆講演タイトル:"Evaluating the effect of vegetation root systems on slope stability by using a flume experiment" <River morphodynamics> 13:45-14:05 ◆Dr. Noritaka Endo(日本、金沢大学、理工学域地球社会基盤学類、准教授) ◆講演タイトル:"Adjustment processes of mountainous rivers affected by tilting uplift: Laboratory experiments and a case study of Yakushima Island, Japan" 14:05-14:25 ◆Hossein Hamidifar(イラン、シーラーズ大学、Water Engineering Department) ◆講演タイトル:"Morphodynamics of vegetated meandering channels: some insights from laboratory studies" 14:30-15:20 ◆Panel discussion 15:20-15:30 ◆Closing |
言語 | 英語 |
対象 | 参加申し込みが必要です。 |
共催 | グローバルイノベーション研究院 食料分野 五味ユニット 卓越大学院プログラム 公益社団法人砂防学会 |
お問い合わせ窓口 | グローバルイノベーション研究院・農学研究院 五味高志 e-mail: gomit (ここに@ を入れてください) cc.tuat.ac.jp |
備考 | 参加人数: 85名
Roy C. Sidle先生をお迎えして、GIR公開セミナーを開催した。Sidle先生は、北米、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアの4大陸で、水文学、地球科学、環境科学、サステナビリティ、自然資源管理の分野で40年以上の研究、教育、学生指導経験があります。現在はアジア中央大学の教授を務め、これまでにもオーストラリアのサンシャイン・コースト大学でサステナビリティ研究センターのディレクター、米国環境保護庁研究部長、米国アパラチア州立大学地質学教授・環境科学プログラムディレクター、京都大学防災研究所教授・斜面保全室長、シンガポール国立大学地理学教授など、要職を歴任しています。米国地球物理学連合のフェローでもあり、「水文学・水資源分野における進歩への多大な貢献と日本およびアジアの研究者との共同研究に対する貴重な献身」に対して、日本水文学・水資源学会から国際賞を授与されております。今回は、水文地形学プロセスにおけるスケールの重要性について解説いただきました。
発表では、Hydrogeomorphic processes and scaling issues in the continuum from soil pedons to catchmentsのタイトルで、中堅や若手研究者を中心とした参加者へのレクチャーおよび意見交換として進められました。話題では、流域の統合的な水文学的現象を理解することは、土壌物理学的および水文学的データが断片的であるため困難であるなどもこれまでの事例が示され、水や土砂の移動を考慮したプロセスベースのスケーリンによる整理が必要であることが述べられました。とくに、異なるスケールでプロセスをモニタリングする入れ子式の集水域研究は、水と土砂の挙動の多様な空間的・時間的パターンを解明するためには有効であることが示された。このように、プロットから集水域までの連続体として水と土砂のフラックスとその流出や移動経路を把握することが、流域の資源管理等においても有効あることがまとめられました。
参加者も国内のみならず、海外からの参加者があり、公演終了後には質問が多数あり、若手研究者や教員など
に、新しい視座を与えるなどの、たいへん学びの多い有意義なセミナーでありました。 |
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