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日時 | 2025.4.18(13:00~14:30) |
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会場 | |
講演者 | Dr. Tatsuya Amano |
所属機関 | クイーンズランド大学 (オーストラリア) |
講演タイトル | "Kaizen Conservation: 生物多様性保全の偏りや障壁を解消する" <要旨> 生物多様性の保全科学は1980年代に始まった保全生物学を発端に約40年の歴史があるものの、その期間中、世界の生物多様性の喪失や生態系の劣化の傾向に改善の兆しはなく、科学が生物多様性の保全に十分貢献しているとは言えないのが現状である。そこで我々のグループでは、現状の生物多様性保全を「改善」するために、保全に関する科学や実践に存在している偏りや障壁を明らかにし、解消することを目的とした研究を推進している。本講演では、(1)新たな科学的エビデンスの創出、(2)既存のエビデンスの集約、(3)意思決定者や一般市民によるエビデンスの利用、というエビデンスに基づいた保全を推進する3つの過程において、我々のグループで行っている研究を紹介する。紹介する内容は、日本、台湾、オーストラリアにおける鳥類の個体数変化から、エビデンス集約に用いられる手法の現状と問題点、国際的な共同研究や自然言語処理モデルを用いた多言語エビデンスの集約、中国における自然ドキュメンタリー番組の種類、英語非ネイティブの研究者が直面する障壁など、多岐に渡るが、個別の研究の意義だけでなく、我々のグループが全体として目指している長期的な目標についても紹介したい。 |
言語 | 日本語 |
対象 | どなたでも、ご参加いただけます。 |
共催 | グローバルイノベーション研究院 食料分野 赤坂チーム |
お問い合わせ窓口 | グローバルイノベーション研究院 食料分野 赤坂 宗光 e-mail: muuak (ここに@を入れてください) cc.tuat.ac.jp |
備考 | 本セミナーは、対面型のみの開催となります。 |
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